aiは天女のエスコートで、籠にのって龍宮城に案内された。
乙姫様に歓迎された。
乙姫様の近くに黄金色をした龍神がいた。
aiはかねてから疑問に思っていた潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)について聞いてみた。
龍神は声を発するでもなく、でもaiの脳裏にこのように浮かんだ。
龍蛇族の人はもともと龍使い
(龍神でない龍を使っていた)
マイ龍がいる
龍は水を操る力をもつ
その龍を自在に動かす力が
潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)である
そうやって、あたりを見回すと、そこには大きな潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)がおいてあった。
神話で山幸彦がもらってかえった(玉手箱に入っていた)のは、このミニ・バージョン
の潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)だった。
龍宮城からかえった山幸彦は、それを使って海幸彦に勝った。
潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)は、水(龍)を動かす力の象徴
山幸彦自体が魔法を使った訳ではないのと同じで、龍蛇族の人は魔法使いではないが、マイ龍に命じて、水を動かす(雨を降らせたり、洪水を起こしたりする)ことも可能
でもそれは、個人的意図、欲求からではなく、
「みんなのため」
という大志が必要、必須
たとえば、明日試験だから、雨が降らないように…などは ✖︎
しかし、雨全体を止めることは不可能でも、自分のいるところだけ、雨を降らなくさせるとか緊急時は可能
(私利私欲で天気を変えてというようなお願いは ✖︎)
龍蛇族は、もともと龍とテレパシーで会話できる(能力をもつ)
(使わないから、忘れているだけ)
多くの龍はシリウスに帰っていたが、今この時期、再び地球に帰ってきている。
龍と人間とで、一緒にすることがある
こころの声でaiはそのような答え(?)を受けとっていた。
我にかえり、気がつくと “ 夢!?”
もし、昔話の山幸彦のお話に、番外編があるとしたら、まだ語られていない、このようなストーリーもあるかもしれない…
つづく
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