第1話
救世主として遣わされたイエス・キリストは9~13次元の光の存在の集合体だった。
地球の解放、地球人の目醒めのための布石として天の計画(Devine Plan)に基き、面々とその準備がなされた。
イエスとして生まれる前、同じ魂は何度か地球に転生している
メルキセデクとしてエッセネ派を起こし、後にキリストがやってきた時の礎を築いた。
エッセネ派は当時、ユダヤ教の一派だったが、質素倹約を旨とし、
一日を祈りに捧げる、祈りに始まり、祈りに終わる…
その一日を神への捧げものとして過ごすというような生活を送っていた。
自分たちだけで生活はまかなえたが、その信条ゆえに迫害された。
当時の人々は彼らのしていることが、まだ理解できなかったのだ。
質素な衣服を身につけ、過度な装飾はほどこさなかった。
彼らは「祈り」により日々を過ごしていたが、また癒す人(現在のヒーラーのような存在)であった。
様々な癒しの手法を用い、身体だけでなく、心や動物まで癒すことができた。
自然と調和して生きていた。
彼らにとっては、人間も植物も大して違いはなかった。
それは大いなるものから生まれしもの、ただ形態が違うだけということを理解していた。
なので、同じ人間でありながら、人間が人間を差別したり、虐げたりするというのが理解できなかった。
虐げられても、虐げる人のために祈った。
彼らは動植物にも通じていたので、不調の原因は自然界にあるもので調整できることを知っていた。そして、実践していた。
花や植物、鉱物のエネルギーを水に転写し、エレキシル(現在のエッセンスと呼ばれるもの)を作り、生活の中にとりいれていた。
また、それを人を癒す道具として使っていた。
エッセネ派(Essene)にはエッセンスを使って癒す人々の意味もある
現在エッセンスに携わっている人々は、ここにいたことがある人かもしれない。
現代では、好んでそのような生活を送る人もいるが、2,000年以上前に、そのような生活をしていた人々は、一般社会に暮らす人々には特異に映ったに違いない。
その当時の人々の一般的な望みは、良い暮らしだったから…
それに比べエッセネ派の人々は、物質的なものにはあまり価値をおかず、霊性を高めることに重きをおいていた。
そこに、後にイエスを身ごもるマリアもやってきたのである。
エッセネ派には古くから言い伝えがあった。自分たちの中から救世主が誕生するという言い伝えである。
それが受け継がれ、女性は誰がその母となってもいいような準備をしていた。
そして、日々の祈りは、“自分たちの中から救世主が誕生しますように”
というようなものであった。
マリアは前世でマルデックにいたことがある。(爆発して消滅したと言われる星である。)
その頃から神秘主義の教えに傾倒し、霊的トレーニングを積んでいた。マルデックの消滅により、地球に転生する
そして、はじめて地球でアセンションしたマスターである。
神聖なる計画(Devine Plan)の一部として、地球人として誕生する高次の魂が、人間としてのカルマをできるだけ引き継ぐことのないよう、配慮がなされたのである。
また、マリアの夫ヨセフは、セント・ジャーメインとして知られる存在と同じ魂だった。
つまり、イエスは覚醒すべく、目醒めた両親から生まれた存在だったのである。
そして、誕生後、エッセネ派の中で育ち、13歳の頃霊的教えを受けに世界に旅立った。
インドやヒマラヤ(チベット)、エジプトなど、そこにレムリア やアトランティスで失われたとされるイニシエーションの教えが受け継がれて、守られていたからである。
イエスは神の子として目醒めるまで、そのイニシエーションを受けていた。
そして、最終的なテストをクリアーし、神の子として自らの教えを説いてまわったのだった。
つづく