イエスの道を行け 第3話

この144,000という数字に反応する人は、このストーリーの中に出てくる人たちの一人かもしれません。

 

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これを読む人は、

あなたの目醒めが、地球の人々の目醒めを促す

その先達になる

自分がまず目醒める

と決めてきた人かもしれません。

ですが、途中でその役を降りたり、人に譲ったりというという人もいます(稀ですが)。

 

私たちが、このストーリーを繰り返すのにも意味があります。

この地球という舞台では、いったんそのシステムに組み込まれると過去のことは忘れるようになっています。

つまり、オギャーと生まれた瞬間、すべての記憶が消されるようになっているのです。

それで、このストーリーをすっかり忘れてしまって、思い出していない人がいるからです。

 

すべてを思い出す必要はありません。

ですが、大切なコアの部分は思い出していただきたいのです。

 

そして、あなたの中にある

1/144,000 のコードにアクセスし、コードを活性化していただきたいのです。

 

そのためのツールはたくさん示されています。

クリスタルもその一つです。

コードを活性化させるクリスタルがあります。

 

あなたのコードは、あなた自身で紐解き、アクセスする必要があります。

ですが、プロのヒーラーさん、チャネラーさん等の助けをかりて思い出す方法もあります。

 

大切なことは

目醒めると決めることです。

 

これから、ますます二極化が進んでいくでしょう。

同じ地球に住んでいても、光の道を行く人とそうでない人にはっきりと分かれるでしょう。

 

私たちは、あなた方に「光の道」を選択していただきたいと望んでいます。

自らの意志で。

それが魂が決めてきたことだからです。

それを思い出していただくために、このようにして、メッセージを送り続けています。

 

あなたの中の神聖な自己(Devine Self)を

今、目醒めさせる時です。

時は今です。

 

プレアデスの光の使者より   愛をこめて

 

⭐️コードを活性化させるブレスレット等

🦋星の叡智

あなたは宇宙の申し子

この時期に、地球の変容をサポートしたいと自ら名乗りをあげ、この地球にやってきました。
地球時間で、はるか昔のことです。
そして、地球で体験を積み、この時に備えることにしました。

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🦋星の叡智 Ⅱ

主な働き
□スターシードとして地球に来た目的や自分の役割を思い出す
□地球に来る前の星の記憶を取り戻すように促す
□固定観念やとらわれから解放され、本来の自由を取り戻すよう後押し
□眠っているスターシードのDNAを活性化する
などが期待されます。

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🦋プレアデス光のワーク

星の記憶を取り戻すリーディング・ヒーリング

過去世からくる恐れ、トラウマの解放など

 

その他➡️webshop

イエスの道を行け 第2話

第2話  aiのストーリー

 

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aiは前世でエッセネ派にいた。

そして、「私たちの中から救世主が誕生しますように…」という祈りを毎日唱えていた。

エッセネ派は虐げられていると噂には聞いていたが、自分はまだ幼く(思春期)、あまりコミューンの外に出ないので、それが本当なのか、よくわからなかった。

しかし、物心ついた時から、このような生活をしているので、aiにはこの生活が心地よかった。

 

aiがコミューンの中で、生活をともにし、ともに祈りを捧げていたマリアから後にイエスが生まれたことは、驚きでも何でもなく、当然のことだった。

このコミューンの中の誰かがそうなると信じていたから。

幼子イエスとマリアとエッセネ派でともに暮らしていた。

 

イエスは幼い頃から秀でた賢い子だった。

イエスが、神の子として目醒めた後、大人になったaiは丘の上でイエスの説法を聞いていた。

その時aiはすでにイエスの信者だった。

イエスの話を聞いていると、aiだけでなく、たくさんの人がトランスになった。

その時ともに話を聞いていた人たちと後に(別な生で)再会することになっていたとは、その時まだ知らなかった。

 

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キリストの復活

十字架にかけられ亡くなったイエスが光となって復活することを表しているが、神聖な計画(Devine Plan)では、この時にイエスの弟子や信者だった人、病気を治してもらった人なども含めて、その当時イエスの信者だった人々、ざっと144,000人の人にキリスト意識の種が植えられた。(それは目醒めのコードとも言えた)

そして、これらの人々は、また別の場所で別の肉体に転生していった。

いつか再会することを約束して。

それまで、それぞれの進化のための道を歩むことになったのだ。

そして、約2,000年の時をへて、今、その人たちが集結し、再び手を取り合うことになった。

 

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それぞれが、あの時の種子を発芽させ、育て「キリスト意識に目醒める」

という花を咲かせるために。

 

144,000人の人がキリスト意識に目醒めると

101匹目の猿現象で、地球の人々が目醒めはじめ

地球はアセンションする」

 

このストーリーが各々の奥深くに、目醒めのコードとともに埋められ、時がくると発芽するようになっていた。

aiもその一人だった。

なぜかわからないが、144,000という数字に反応し、何かすべきことがあったことを思い出そうとしていたのだった

 

つづく

 

⭐️イエスの道を行け 第1話

 

⭐️イエスの道を行け 第3話

イエスの道を行け 第1話

 第1話

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救世主として遣わされたイエス・キリストは9~13次元の光の存在の集合体だった。

地球の解放、地球人の目醒めのための布石として天の計画(Devine Plan)に基き、面々とその準備がなされた。

 

イエスとして生まれる前、同じ魂は何度か地球に転生している

メルキセデクとしてエッセネ派を起こし、後にキリストがやってきた時の礎を築いた。

 

エッセネ派は当時、ユダヤ教の一派だったが、質素倹約を旨とし、

一日を祈りに捧げる、祈りに始まり、祈りに終わる…

その一日を神への捧げものとして過ごすというような生活を送っていた。

 

自分たちだけで生活はまかなえたが、その信条ゆえに迫害された。

当時の人々は彼らのしていることが、まだ理解できなかったのだ。

 

質素な衣服を身につけ、過度な装飾はほどこさなかった。

彼らは「祈り」により日々を過ごしていたが、また癒す人(現在のヒーラーのような存在)であった。

 

様々な癒しの手法を用い、身体だけでなく、心や動物まで癒すことができた。

自然と調和して生きていた。

 

彼らにとっては、人間も植物も大して違いはなかった。

それは大いなるものから生まれしもの、ただ形態が違うだけということを理解していた。

なので、同じ人間でありながら、人間が人間を差別したり、虐げたりするというのが理解できなかった。

虐げられても、虐げる人のために祈った。

 

彼らは動植物にも通じていたので、不調の原因は自然界にあるもので調整できることを知っていた。そして、実践していた。

花や植物、鉱物のエネルギーを水に転写し、エレキシル(現在のエッセンスと呼ばれるもの)を作り、生活の中にとりいれていた。

また、それを人を癒す道具として使っていた。

 

エッセネ派(Essene)にはエッセンスを使って癒す人々の意味もある

現在エッセンスに携わっている人々は、ここにいたことがある人かもしれない。

 

現代では、好んでそのような生活を送る人もいるが、2,000年以上前に、そのような生活をしていた人々は、一般社会に暮らす人々には特異に映ったに違いない。

その当時の人々の一般的な望みは、良い暮らしだったから…

 

それに比べエッセネ派の人々は、物質的なものにはあまり価値をおかず、霊性を高めることに重きをおいていた。

そこに、後にイエスを身ごもるマリアもやってきたのである。

 

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エッセネ派には古くから言い伝えがあった。自分たちの中から救世主が誕生するという言い伝えである。

それが受け継がれ、女性は誰がその母となってもいいような準備をしていた。

そして、日々の祈りは、“自分たちの中から救世主が誕生しますように”

というようなものであった。

 

マリアは前世でマルデックにいたことがある。(爆発して消滅したと言われる星である。)

その頃から神秘主義の教えに傾倒し、霊的トレーニングを積んでいた。マルデックの消滅により、地球に転生する

そして、はじめて地球でアセンションしたマスターである。

神聖なる計画(Devine Plan)の一部として、地球人として誕生する高次の魂が、人間としてのカルマをできるだけ引き継ぐことのないよう、配慮がなされたのである。

 

また、マリアの夫ヨセフは、セント・ジャーメインとして知られる存在と同じ魂だった。

つまり、イエスは覚醒すべく、目醒めた両親から生まれた存在だったのである。

 

そして、誕生後、エッセネ派の中で育ち、13歳の頃霊的教えを受けに世界に旅立った。

インドやヒマラヤ(チベット)、エジプトなど、そこにレムリア やアトランティスで失われたとされるイニシエーションの教えが受け継がれて、守られていたからである。

イエスは神の子として目醒めるまで、そのイニシエーションを受けていた。

そして、最終的なテストをクリアーし、神の子として自らの教えを説いてまわったのだった。

 

つづく

 

⭐️イエスの道を行け 第2話

 

⭐️イエスの道を行け 第3話

龍のDNAを持つものよ vol.3

aiは夢を見ていた。

夢の中で(この前の黄金色をした)龍神に会う。

 

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龍神がaiに向かって言った。

 

「そなたに潮満珠(しおみつだま)、潮干珠(しおひるだま)を授けよう

ただし、これは個人的な願いに使うではない

個人ではどうしようもない、大きな問題に立ちはだかった時に

龍の力をかりて、どうにかしたい時に使うのじゃ

 

それが龍使いに与えられた役割じゃ

 

だから、誰にでもそれが行き渡らぬよう(悪用されぬよう)

しっかり龍が番をしておる

 

昔、龍使いだったものに与えられた力じゃ

 

過去にそれを悪用したものがおる

それで、わしらはこの珠をしばらく隠しておくことにしたのじゃ

再び、この珠の力が必要となる時まで…」

 

・・・

 

しばらく龍神との会話は続いた

 

そこから、意識がとぎれる…

 

そして、目覚めると…また「夢」!?

 

なんだ、夢か

夢にしては、セリフも、龍神の姿も、妙にリアルに残っていた…

 

つづく

 

🐲龍のDNAを持つものよ

 

🐲龍のDNAを持つものよ vol.2

龍のDNAを持つものよ vol.2

 

aiは天女のエスコートで、籠にのって龍宮城に案内された。

 

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乙姫様に歓迎された。

乙姫様の近くに黄金色をした龍神がいた。

 

aiはかねてから疑問に思っていた潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)について聞いてみた。

 

龍神は声を発するでもなく、でもaiの脳裏にこのように浮かんだ。

龍蛇族の人はもともと龍使い

(龍神でない龍を使っていた)

マイ龍がいる

 

龍は水を操る力をもつ

その龍を自在に動かす力が

潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)である

 

そうやって、あたりを見回すと、そこには大きな潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)がおいてあった。

 

神話で山幸彦がもらってかえった(玉手箱に入っていた)のは、このミニ・バージョン

の潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)だった。

龍宮城からかえった山幸彦は、それを使って海幸彦に勝った。

 

潮満珠(しおみつだま)と潮干珠(しおひるだま)は、水(龍)を動かす力の象徴

 

山幸彦自体が魔法を使った訳ではないのと同じで、龍蛇族の人は魔法使いではないが、マイ龍に命じて、水を動かす(雨を降らせたり、洪水を起こしたりする)ことも可能

 

でもそれは、個人的意図、欲求からではなく、

「みんなのため」

という大志が必要、必須

 

たとえば、明日試験だから、雨が降らないように…などは ✖︎

しかし、雨全体を止めることは不可能でも、自分のいるところだけ、雨を降らなくさせるとか緊急時は可能

(私利私欲で天気を変えてというようなお願いは ✖︎)

 

龍蛇族は、もともと龍とテレパシーで会話できる(能力をもつ)

(使わないから、忘れているだけ)

 

多くの龍はシリウスに帰っていたが、今この時期、再び地球に帰ってきている。

龍と人間とで、一緒にすることがある

 

こころの声でaiはそのような答え(?)を受けとっていた。

 

我にかえり、気がつくと  “ 夢!?”

 

もし、昔話の山幸彦のお話に、番外編があるとしたら、まだ語られていない、このようなストーリーもあるかもしれない…

 

つづく

 

龍のDNAを持つものよ

シリウス☆コネクション/ナイル河再び

⭐️シリウス☆コネクション/ナイル河再び
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悠久の時を経て

AIは再びナイル河を訪れた

「おかえり、よく来たね。」

AIはあれから、様々な国、時代に転生したが
ナイルはあの時と変わらず、
世俗に疲れたAIを迎え入れてくれた

“帰ってきた、
ああ、懐かしいふるさとに帰ってきたんだ!”
AIの中から喜びがこみ上げてきた。

再びここにやってくるまで
私はどれだけ転生を重ねたのだろう

「ここで、再び私は自分自身に出会う
ここに置いてきた、自分自身のかけら取り戻すのだ」

AIはそう自分自身に言い聞かせた。

AIの生き方、今生にも色濃く影響を及ぼしているエジプトでの過去世
AIは再び、過去の自分に会いにやってきた
そして、その時の仲間に
地球に来て、何度も何度も転生を繰り返すうちに、
忘れ去られた自分のルーツの記憶、星とのつながり
それらを再びここで取り戻すのであった

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私は誰

私はどこから来たの

何のために

なぜ、今ここにいるの

 

AIが、イルカに出会って始めた自分探し

何かの折に、いつも出てくるこの問いが

再び浮上し

A Iをここに連れてきたのだった

I am here.
私はここにいる

エジプトの地
ナイルに

同じ時、同じ場所に
様々な国から、同じような目的を持った人々がここに集った
人種、性別を問わず、多種多様なバックグラウンドを持つ人々

彼らもまた、自分自身を取り戻しにきていたのだろうか

ほとんどが面識のない人ばかりだったが
A Iは妙な懐かしさを感じた
そのうちの何人かは、ホッとするようなあたたかさだった
シャイなAIもすぐに彼らと打ち解けていった

思えば、
ここまで来るには実に様々な出来事があった

“それでもあなたはエジプトに行きますか、行きたいですか?”
と、天からこう聞かれ、試されているようだった。

過去に置き去りにしてきた自分を取り戻し
エジプトからのギフトを受け取るには
それなりの覚悟と代償が必要だった

自分の中にある恐れや不安や罪悪感や
絶対無理、できっこない…
という、それまで大切に抱え込んできたものを手放さなければならなかった

何度も行く、行かない
あっちこっちに心が揺れ動いた
マインドやエゴの抵抗にあい、その誘惑に負けそうになるのだったが、その度にAIの背中を押してくれたり、助け船を出してくれる人がいて

最終的に
魂の叫びに従い
AIはエジプトの地を踏んでいた

他にも行きたい場所はたくさんあったけど
なぜ、エジプトなのか
それは頭で考えても、わからなかった

ハートが
魂が行きたがっている
ただそれだけだったのだ

自分がエジプトにいたことがあるという自覚はあった
でも、どこで何をしていたかは、思い出せなかったし、
あえて、知ろうともしなかった
思い出したくない、何がかあった…

それが
行きたいけど、行きたくない
迷った原因の一つでもあった
強力なブロック、封印
それが何か見ることができれば、こんなに悩まずに済んだ

でも、ブロックってそんなもの
見てしまえば、な〜〜〜〜〜〜んだ!で済まされるようなことも
見るまで、思い出すまでは
見たくなくて、見るのが恐くて、
恐れおののいているのだ

今の時代
それを逐一全部見る必要はないかもしれない
けど、見ないと前に進めない、
見た方がいい場合がたくさんある

見たくない!
と放っておいたものを、エジプトで見事に見せられた
逃げようとしても、ついて来た
過去世での未解決事項

 

➡️AIとKAIのストーリー

※この物語はフィクションです。読んでくださり、ありがとうございます。

マチュピチュの風

⭐︎マチュピチュの風

AIは、先日偶然再会した友人に誘われ、藍の収穫の祭に参加していた。

参加者銘々が、ドラや笛を鳴らしながら農道をねり歩き、藍の畑へと向かう。

作業所を出発してから、十数分たった頃

今ここ(大玉村)とマチュピチュがつながり

眼前にマチュピチュの光景が浮かぶ。

 

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今ここにいるメンバーは、マチュピチュで一緒だった。
マチュピチュは高度に発達した文明で、集団でアセンションした。

 

その時、一緒にアセンションした仲間に
時を経て再会し、共に収穫の喜びを味わう。
マチュピチュの時も一緒に霊格の高い植物を育てていた。
その時のグループ
遠い昔に交わした約束を果たすために
日本の大玉村というところに集結した…
ことを知る
目には見えないが、その行列の間の空間にある情報にAIは無意識のうちにアクセスしていた。

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藍の畑に着き、葉っぱを手で積む
そして、また鳴り物を鳴らしながら、作業所へ歩いて帰る

それだけ

なんだけど

頭頂部の蓋が開いて、詰まりがとれたような爽快感を味わった。
ときどき頭に鈍い痛みを感じていたが、頭痛が消えた。

AIの中で、眠っていた何かが目覚め始める

マチュピチュ・コーヒーを出す喫茶店に行き、マチュピチュ・コーヒーを飲まなければ❗️と直感が訴えてきた。

その昔、コーヒーは薬だった。
嗜好品としてのコーヒーではなく、薬としてのコーヒーに出会ったら
脳内奥深くしまわれていた何かを思い出しそうな


今つながっていない回路がつながりそうな


そんな気がした。

 

大玉村には、マチュピチュの風がときどき吹く

その風が

“マチュピチュにおいで、おいで”

と言っているように聞こえたのは、AIの空耳だったのだろうか。

 

※この物語はフィクションです。読んでくださり、ありがとうございます。

シリウス☆コネクション/AIとKAIのストーリー

🌠シリウス☆コネクション/AIとKAIのストーリー

KAI(カイ)はエジプトで星を見ていました。
その頃まだエジプトはシリウスとつながっていました。
ピラミッドの内部から、シリウスを見てシリウスからの情報を受け取っていました。

しかし、KAIの周りは欲にまみれた人が多く、みんな権力を手にするとそれまで大事にしていたもの
それに価値を見出せなくなり、
その代わりに権力や地位や名誉、
それを守る、保持し、ひけらかす
ということにだんだんとすり替えられていきました。

KAIはシリウスから来る情報と、周りにいる権力者たちの言うこととのギャップ、板挟みに合い葛藤していたのです。

そして、気がついたら、エジプト人はシリウスとのつながりをなくし、自分たちはここで生まれ育ったと思い込むようになり、
自分たちのルーツを忘れていきました。

何をしにここに来たかも…

そんな中で、AI(アイ)の唯一心の支えだった友KAIは
船からナイル川に落ちて
一足早く、あちらの世界へと旅立っていきました。

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事故のように見えたその出来事をAIが思い出したのはつい最近のことです。

数年前出会ったAIとKAIとは馬が合いました。
レムリアやアトランティスなどあちこちで一緒だったことはわかっていましたが、
エジプトでも、シリウスでも、そして、金星も…
同じシップ(宇宙船)に乗ってきたらしい
というところまでお互いが思い出しました。

“だから、通じ合うのだ!”
と納得していました。

KAIは自分のエジプトの前世を思い出していました。
AIは、KAIから、
その時にシリウスを観測していたという話は何度か聞いていて

「ふうん…」
という感じでした。

その二人が日を別にして、エジプトの発掘物を展示する展示会に行きました。
AIも展示されていた楽器に触発されて、エジプトの過去を思い出しはじめました。

展示会から一週間位経ってから、AIの頭の中であの楽器の音が繰り返し、繰り返し鳴っていました。
その時は自分が演奏していたのだろうと思っていました。
もう一つ、同じ時期にあるエジプトのファラオの名前が何度も何度も頭の中でこだましていました。

AIは何か意味があるのだろうと思っていましたが、
ある日不思議な夢を見ました。
どこかで見たことのあるエジプト人らしき人が現れ、何かを言いました。

夢の中で楽器を演奏していたのは、AIの愛する女性
その時AIは男性で、この女性と一緒になりたいと思っていたけど
その女性には親の決めた許婚がいた
結局AIとその女性は一緒になることができなかった…

あの楽器は、そういう哀しい過去を思い出す引き金になっていたこと
それともう一つ、自分も一緒にKAIとシリウスを観測していて、
KAIと同じ葛藤を自分も味わっていたことを思い出したのです。

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その続きを見ると、船でナイル川を下っている時、
KAIが船から落ち
そのまま命を落としました。

それは事故のように見えました。
でも心の支えであったKAIに先立たれ、AIは喪失感に苛まれていたのです。

“ああ、思い出したくない過去があったんだ…”
気がつくとAIの頬を涙が伝っていました。

自分の涙で目覚めると、不思議な感覚
“あのKAIから聞いていたストーリーに自分も加わっていた!?”
にわかには信じがたかったけど、夢にしてはリアルでした。

“でもただの夢?”
AIはまだ半信半疑だったので、その話をKAIにしてみると、
その場でビジョンが浮かんで、KAIも腑に落ちたようでした。
KAIが憶えていたのは、星を観測して、葛藤を味わっていたところまでで、どのような亡くなり方をしたのかはよく憶えていなかったのです。

KAIが言うには、その時に
「シリウスに帰る…つまりこの人生を終わらせる」と決めていて
起こった出来事だったのです。

「な〜〜〜〜んだ!」

ずっと、AIは喪失感や罪悪感を抱えて生きてきて
それがあることすら蓋をしていて気づかず、
ようやく蓋を開けてみたら、事実は思っていたのと違っていたのでした。
あの事故に見えた出来事はKAI自らの選択だったこと、
その事実を知ることで、AIは自分を許し、過去を手放すことができました。
その夜、夢の中で再びあのエジプト人らしき人が現れ、
AIは夢の中で前世の自分を抱きしめ、統合しました。

後からわかったのは、あのどこかで見たことあるようなエジプト人らしき人がトート(神)と呼ばれていたことでした。

 

➡️ナイル河再び

※この物語はフィクションです。読んで頂きありがとうございました。